ヘンプオイルとCBDオイルには製法や成分に違いがある

麻を原料としたオイルにはCBDオイルとヘンプオイルと呼ばれるものがあります。
CBDオイルとは麻から抽出された成分(CBD)を含むオイルの総称ですが、ヘンプオイルとはどのようなオイルのことを言うのでしょうか。
CBDオイルとヘンプオイルには製法とそれぞれのオイルに含まれる成分などで違いが挙げられます。
- 製法
- 成分
- 効果
- 使い方・用途
それぞれの違いを見ていきましょう。
ヘンプオイルとCBDオイルの製法の違い
ヘンプオイルの製法

ヘンプオイルもCBDオイル同様に麻から抽出されるオイルですが、ヘンプオイルはヘンプシードと呼ばれる麻の種子から抽出された植物性の油のことを指します。
料理からボディケア商品・工業用の塗料などにも使われています。
CBDオイルの製法

一方CBDオイルは大麻から抽出されたCBD(カンナビジオール)という成分をココナッツオイルやオリーブオイルなどに希釈した製品になります。
CBD(カンナビジオール)は大麻の花穂・葉・茎・種子から抽出することが可能ですが、日本では法律上、茎・種子から抽出されたCBDのみ合法となっています。
ヘンプオイルとCBDオイルの成分の違い
ヘンプオイルとCBDオイルではその成分も以下のような違いが挙げられます。
ヘンプオイルの成分

ヘンプオイルは料理などでも使われる健康オイルなので、鉄・亜鉛・マグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれており、更には人の体内で合成することができない必須脂肪酸やコレステロールを下げる働きがあるビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、α-リノレン酸などの成分も豊富に含まれています。
CBDオイルの成分

CBDオイルの主要成分はCBD(カンナビジオール)になります。
製品によって多少成分は異なりますが、CBD(カンナビジオール)を中心にCBD(カンナビクロメン)・CBG(カンナビゲロール)・CBN(カンナビノール)・CBV(カンナビディバリン)といったカンナビノイドにテルペン・フラボノイド・ケトン・ビタミン・脂肪酸・ミネラル・タンパク質などを含んだ成分などになります。
ヘンプオイルとCBDオイルの効果の違い
ヘンプオイルの効果

成分の違いと同じくヘンプオイルはその豊富な栄養素でコレステロール値を下げる効果があります。
摂取しやすく健康・美容効果の促進にも最適なオイルです。
CBDオイルの効果

CBDオイルの様々なカンナビノイドには自律神経を整えて不安やストレスなどを緩和・不眠症などのリラックス効果に期待ができます。
その他鎮痛効果や抗炎症作用といった効果も得られるため、肉体疲労の回復などにも注目されています。
また、運動機能や免疫調整、感情制御、食欲、痛み、認知・記憶といった機能バランスを整える役割を担っている「エンド・カンナビノイド・システム」が正常に機能するように整える効果もあります。
CBDオイルは健康な生活を送るのに優れた効果を発揮するオイルです。
ヘンプオイルとCBDオイルの使い方・用途の違い
それぞれの使い方・用途などについて見てみましょう。
ヘンプオイルの使用方法

ヘンプオイルは基本的にオリーブオイルなどと同じで食べるものにかけて使用します。
また、美容効果にも適していて肌に塗る「美容オイル」や髪を洗う「シャンプー」などにも多く使用されています。
CBDオイルの使用方法

CBDオイルも、主にコーヒーなどの飲み物に混ぜたり、直接舌に垂らして飲む「経口摂取」と言われる方法で使用します。
またヘンプオイルもCBDオイルも同様に加熱すると酸化するなど、あまり熱に強くないので加熱するのは控えた方が良いでしょう。
その他、ヘンプオイル同様にCBDオイルも美容効果が期待されている美容業界の注目アイテムです。
美容クリームやサプリメントなど様々な美容商品が展開されているのも魅力の1つです。
まとめ
ヘンプオイルとCBDオイルの違いはお分かり頂けたでしょうか。
それぞれ使い方や用途など似ている部分もありますが、その成分や効果は全く違うものです。
商品を選ぶ際は、自分がどのような効果を望んでいるのか、そのためにはどのようなものが最適なのかをはっきりさせておくことが大切です。そのためにもそれぞれの違いを理解してオイルを使用しましょう。
みなさんの最適なCBDオイル選びに役立てれば幸いです。